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緩和ケア医に教わった「不眠への介入方法」

緩和ケア病棟の医師が今月で異動されます。色々な事を教えてもらいました。本当に、ありがとうございました!

この記事では、睡眠について教えてもらったテクニックを紹介しています。


自己紹介

こんにちわ、iwata(@iwamegane)です。薬剤師として緩和ケア病棟を専任し19年。その経験をもとに、患者さんとのエピソード、緩和ケアに関連する薬について情報発信しています。緩和薬物療法認定薬剤師。

目次

不眠に対するアプローチ

患者さん

眠れません。

医師

睡眠薬を処方しましょう!


と、はなりません。もちろん、前提として患者さんの性格や、身体症状によってどこまで介入するべきの度合いは、個々によって変わってきます。

患者さん ①

予後数日以内、全身倦怠感著名、オピオイドをタイトレーションしてもとり切れない身体的苦痛がある。となれば、病棟スタッフで持続鎮静の検討をする必要があります。鎮静薬に使用する薬剤については、以下の記事をご確認ください。
(※ タイトレーション:投与量の調製すること。)

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患者さん ②

ADLはある程度保たれていました。日中も、テレビをみたり、車いす散歩をしたりして過ごしていました。基本的な事アプローチとして、「患者は眠れていないことを苦痛と感じているか」、「眠れない原因はないか(疼痛など)」を、確認します。

そして、患者さんに「不眠で死んだ人はいない」、「日中も案外と眠っている時間は長いこと」について、わかりやく説明します。日中、案外寝ている時間が長く、まとめてみると結構眠れている。これは、事実だと思います。しかし、言葉で伝えるだけでは眠っている時間が長いことは伝わりずらいです。

そこで、先生の提案で、患者さんにメモをとってもらいました。患者さんが、メモをとれないADLであれば、看護師さんに協力してもらい、メモをとります。このメモを先生と一緒に作りました。

(※ ADL : Activites of Daily Liing 日常生活動作)

実際に、メモをとってみると眠っている時間を視覚的に確認するこ。とができます。すると、患者さんも「案外眠れているんだな」と、感じることが出来ます。結果として、夜間眠れない時はありますが、すぐに睡眠薬を服用しなくても
過ごす事ができます。睡眠薬の使い方については、以下の記事をご確認ください。

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先生からは、「人はどう考えて行動するのか」など、薬に使い方以外にも本当に色々な事を教わりました。これからの更なるご活躍を期待しております!




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この記事を書いた人

緩和薬物療法認定薬剤師。

1978年に千葉県銚子市生まれ、地元高校へ進学。その後、日本大学薬学部へ入学。卒業後、地元の病院に就職。勤務2年目から緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに「病棟で出会った患者さんとの素敵なエピソード」、実際に経験をもとに「緩和ケアに関連する薬の使い方」など情報発信しています。

趣味はスポーツ、アウトドア。高校からラグビーを始め、現在は小学生を対象に銚子ラグビースクールのコーチを務めています。また、「庭で焚火を楽しんで、夜のベットで寝る」程度のアウトドアを楽しんでいます!もう一つのブログ「銚子のぬし釣り」では、その程度のアウトドア情報を発信しています。

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