病院で処方される薬は保険がきくので支払う薬代は全額負担ではなく年齢によって、1〜3割の負担になります。例えば、薬代が1,000円だったら薬代は、100〜300円になりますね。薬は開発され国から承認をもらうと販売することができます。この時、どの病気に対して、どのくらい使うかが決められています。効能効果、用法用量ですね。この効能効果、用法用量と違った使い方をすると基本的に保険が適応されません。(例外はあります)もちろん、病院で処方される時は違った使い方はしませんので安心してください。例えば、成分がモルヒネの薬が何種類かあります。
モルヒネ錠:激しい疼痛時における鎮痛・鎮静
オプソ液 :中等度から高度の疼痛を伴う種癌における鎮痛
もちろん、どちらも痛み止めなんです。オプソ液は、がんの痛みのみ適応があるんです。若きし頃、モルヒネ粉末を水に溶かすモルヒネ水が処方されました。製品化されてるオプソ液があるじゃん!(溶かさない方が楽かな。注:ダメな発想です!)と思い、処方した医師へ確認したところ「がんの痛み以外に使います。」と教えてもらったことがあります。まだまだ、ペーペーでした…
同じ成分でも、使われる病気や量が決まっています。薬剤師として効能効果、用法用量の確認は大切ですね。ちょっとだけ… 「同じ薬じゃん!」と思ってしまう、今日この頃です。
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