緩和ケア病棟の患者さんが教えてくれた「オムライス」

自宅を掃除していたら、昔使っていた携帯電話を見つけました。その中に入っていたマイクロSDカードから見つけた写真です。データ情報調べたら、10年以上前の写真でした。ふと、思い出したのですが当時、緩和ケア病棟の南向きの部屋に入院していた40代の肺がんの患者さんに教えてもらったお店で食べたオムライスの写真です。場所は思い出せませんでした。

思い返すと、今の僕くらいの年齢だったと思います。服薬指導に行った時、患者さんが食べた事のある飲食店について話をしていたら、この店を教えてくれました。肺がんは進行しており、呼吸は苦しかったと思います。でも、いつも笑顔で話をしてくれたことを覚えています。とても笑顔が素敵な方でした。
呼吸困難に対して、モルヒネを内服にて投与していました。病状が進行するにつれ嚥下機能は低下、内服あら注射剤へ変更になりました。注射剤へ変更すると、その日のうちに呼吸困難が軽減していました。やはり、注射薬は効果が早いので、より呼吸困難感を緩和することが出来たのだと思います。

また、このオムライスが食べたい！と思っています。現代科学を結集すれば、場所が特定できるかも、期待して調べてみようと思います。