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最期に手をふってくれた、おばあちゃん。

今日、緩和ケア病棟に行ったらベットが1つ空いていました。先週の金曜、そこに70代のおばあちゃんがいました。以前、カンファレンスで医師の呼びかけには反応するが看護師の呼びかけには反応しないと話が出ました。ある日の回診で実験をしました。医師が呼びかける前に薬剤師の呼びかけ、反応してくれました。続いて看護師が呼びかけ、反応してくれました。結論、たまたま看護師に反応しない日もある。いつも、カーテンとドアは開けっぱなしでした。おばあちゃんの希望です。僕がカーテンを閉めようとすると「開けといて」と言われたこともありましたね。少ないオピオイド鎮痛薬のみ使用していました。毎日、音楽を聞いたり穏やかに過ごされていました。1、2週間前から、声が小さくなってきているとみんなが感じていました。呼びかけにも反応が微かになっていました。先週の半ば頃、部屋を出る時、ふと手を降ってみたら手を振りかえしてくれたのです。

たまに、眠る時間が長くなってきているのにあれまだ話せたっけ?って思う時があります。そんな時に医師から、「最期の輝きかなっ」と教えてもらったことがあります。「ばいばい」って、言ってたのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

緩和薬物療法認定薬剤師。

1978年に千葉県銚子市生まれ、地元高校へ進学。その後、日本大学薬学部へ入学。卒業後、地元の病院に就職。勤務2年目から緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに「病棟で出会った患者さんとの素敵なエピソード」、実際に経験をもとに「緩和ケアに関連する薬の使い方」など情報発信しています。

趣味はスポーツ、アウトドア。高校からラグビーを始め、現在は小学生を対象に銚子ラグビースクールのコーチを務めています。また、「庭で焚火を楽しんで、夜のベットで寝る」程度のアウトドアを楽しんでいます!もう一つのブログ「銚子のぬし釣り」では、その程度のアウトドア情報を発信しています。

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