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オピオイドを注射薬に切り替えてタイトレーションするメリット

先日、緩和ケア病棟に入院してきた患者さんは定期的にオピオイド鎮痛薬を飲んでいました。24時間効果が持続する薬です。それでも、痛みがあるので頓服の痛み止めを追加していた、とのことです。追加している薬を合計すると定期的に飲んでいる量と同じくらい飲んでいました。入院後、疼痛の軽減を図るために注射剤へ変更することになりました。同じ成分の薬を、持続的に皮下から投与します。頓服で飲んでいた量を含めて考えると定期薬の倍くらいの用量でしたがまずは、定期で飲んでいた用量を注射薬に換算して開始となりました。翌日、痛み止めを追加することなく過ごされていました。注射薬に変えることによって痛みが軽減されました。緩和ケア病棟の医師に教えてもらったのですが脳は痛みを覚えてしまい、少しの痛みでも痛みを感じやくすなってしまうそうです。飲み薬は腸で吸収されてから効果を発揮します。吸収が悪くなっていた可能性もあるかもしれません。様々な理由があるとは思いますが注射薬に変えることによって痛みを軽減することができました。こういった患者さんは、今までもいました。用量が決まれば、また内服の戻すことも出来ます。飲み薬は患者さんの負担が少なく簡便な投与方法ですが入院中ですので注射薬で用量を調整することは細かな用量調節とケアができますので、とてもよい方法だと思いました。

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この記事を書いた人

緩和薬物療法認定薬剤師。

1978年に千葉県銚子市生まれ、地元高校へ進学。その後、日本大学薬学部へ入学。卒業後、地元の病院に就職。勤務2年目から緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに「病棟で出会った患者さんとの素敵なエピソード」、実際に経験をもとに「緩和ケアに関連する薬の使い方」など情報発信しています。

趣味はスポーツ、アウトドア。高校からラグビーを始め、現在は小学生を対象に銚子ラグビースクールのコーチを務めています。また、「庭で焚火を楽しんで、夜のベットで寝る」程度のアウトドアを楽しんでいます!もう一つのブログ「銚子のぬし釣り」では、その程度のアウトドア情報を発信しています。

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