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「患者さんの死」に向かい合って感じる事

緩和ケア病棟で薬剤師として在籍しています。年間、300以上の患者さんが死亡退院します。病棟で多くの患者さんの死を見て精神的に辛くなりませんか?と質問されました。

辛くなる時はあります。でも、自分の家族が親や子供が死んでしまう事とは気持ちの辛さは違うと思います。

最近、病棟で受け持った患者さんで気持ち的に辛くなることがありました。振り返ってみると、自分の父親に似ている患者さんだったんだと思います。父は80才を超えており寿命は短くなっている事を感じているからだと思います。

もしも、自分の親ががんと診断され予後3ヶ月です。と、言われれば親と同世代で、同じがんの患者さんの死と直面すればすごく辛くなると思います。自分の子どもと同世代の患者さんの死と直面すればすごく辛くなると思います。家族の死は、考えるだけですごく辛い気持ちになります。普通のことだと思います。もし、家族が100人いたら100回の死に直面したら精神的におかしくなると思います。

どの患者さんにおいても自分の家族だったら何が出来るか考えましょう。という方もいるかもしれませんが現実的に、ちょっと難しいと思います。だからこそ家族の存在は、他の人とは違う存在で、大切な存在なんだと思います。家族と過ごしていると和やかに過ごすことができます。だから、家族なんだと思います。だから、家族の死はすごく辛いと思います。

患者さんの死と出会い軽い気持ちで感じでいるというわけではありません。いつも、色々な事を教えて頂き色々な事を感じることができ「ありがとうございます」という感謝の気持ちをもって患者さんの死を感じて考えています。この経験が少しでも次ぐに出会う患者さんの苦痛緩和に繋がるよう考えられるよう頑張ります!

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この記事を書いた人

緩和薬物療法認定薬剤師。

1978年に千葉県銚子市生まれ、地元高校へ進学。その後、日本大学薬学部へ入学。卒業後、地元の病院に就職。勤務2年目から緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに「病棟で出会った患者さんとの素敵なエピソード」、実際に経験をもとに「緩和ケアに関連する薬の使い方」など情報発信しています。

趣味はスポーツ、アウトドア。高校からラグビーを始め、現在は小学生を対象に銚子ラグビースクールのコーチを務めています。また、「庭で焚火を楽しんで、夜のベットで寝る」程度のアウトドアを楽しんでいます!もう一つのブログ「銚子のぬし釣り」では、その程度のアウトドア情報を発信しています。

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