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がんで死ぬということ。

60代の患者さん。朝のカンファレンスで話がでました。昨日外出して、色々と身辺整理が出来たそうです。

 

自分の車は廃車にして娘に車を購入する手続きを済ませてきました。自分の葬式の手配もしてきました。子どもたちにもし、交通事故で死んでいたら、こうやって家族と話すことが出来なかったよ。2年あったから良かったよね。と話しました。家族と過ごす時間を大切にしたいです。

 

回診の時、外出で疲れたのか今日はめずらしく、ベットで寝ていました。仕事終わり、ロッカーで後輩が「生命保険見直しているんですよ。がんになること考えると、ちょっと怖いですよね。」と、言っていました。「交通事故で突然死ぬよりは、いいのかもね。」と僕は答えました。

現在、病気を診断する技術が発達しています。数十年前、自然な経過で死んでいった方々の中に実は、がんが原因で死んでいった人はいたんだと思います。がん以外でも人は死にます。でも、がんになったら死んでしまうと、なんとなく悪いものと、思われているかもしれません。僕も、がんの印象は良くないと感じてしまいます。自分がどんな原因で死ぬのか、選べるわけではありません。

結果論になりますが、がんが原因で死ぬと言うことは、残された時間が予測でき最期に何をするか考える時間があるのだと思います。がんは、悪いものでは無いのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

緩和薬物療法認定薬剤師。

1978年に千葉県銚子市生まれ、地元高校へ進学。その後、日本大学薬学部へ入学。卒業後、地元の病院に就職。勤務2年目から緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに「病棟で出会った患者さんとの素敵なエピソード」、実際に経験をもとに「緩和ケアに関連する薬の使い方」など情報発信しています。

趣味はスポーツ、アウトドア。高校からラグビーを始め、現在は小学生を対象に銚子ラグビースクールのコーチを務めています。また、「庭で焚火を楽しんで、夜のベットで寝る」程度のアウトドアを楽しんでいます!もう一つのブログ「銚子のぬし釣り」では、その程度のアウトドア情報を発信しています。

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