毎日、通勤前に玄関にある靴をそろえます。
2011年に福井県で開催された全国自治体病院学会学術大会に参加した際、特別講演は住職さんでした。「はきものをそろえる」話をしてくれました。そして、永平寺で修行中の話をしてくれました。
永平寺の偉い住職さんは、いつも、みんなの履物をそろえるそうです。いつも、いつも、履物をそろえるそうです。この偉い住職さんは、数えで108歳で無くなったそうです。
先日、日直でした1日で調剤した処方せんを数えたら108枚でした。(関係ないですね…)
永平寺の高僧で宮崎奕保(えきほ)禅師という方でした。この時公演してくれたのは、おそらく藤本幸邦(こうほう)さんでしたね。(たぶん…)。藤本幸邦さんの詩を見つけました。
はきものをそろえる
はきものをそろえると 心もそろえる
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら だまってそろえて おいてあげよう
そうすればきっと 世界中の人の心も そろうでしょう
靴をそろえると、世界が平和になる!すごい!と思いました。確かに、靴を履こうとした時にそろっていると気持ちがいいものです。そういった、小さなことかもしれませんが、人の心は少しでも和やかになる、その積み重ねが、みんなを幸せにするのかな、と思いました。飲食店のお座敷で、こっそり靴をそろえます。調剤だなを綺麗に整頓します。調剤室で、束ねている処方せんを綺麗に束ねます。調剤室で、輸液を無駄に同じ方向にならべます。などなど、ちょっとした気遣いが世界平和につながると信じて明日も、靴をそろえます。
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