なにもデーケン!
デーケン先生の決め台詞です!
本記事は、デーケン先生から学んだことをまとめました。
こんにちわ、iwata(@iwamegane)です。薬剤師として緩和ケア病棟を専任し20年。その経験をもとに、患者さんとのエピソード、緩和ケアに関連する薬について情報発信しています。
10年くらい前、勤務している病院にある緩和ケア病棟の医師を中心とし、地域の医療従事者が集まり緩和ケア研究会が活動していました。(現在、閉会しました)。メンバーには東京都小平市にある、小平クリニック名誉院長の山崎章郎(やまざき ふみお)先生もいました。
その研究会主催の講演会で、アルフォンス・デーケン先生と出会いました。すごくユーモアあふれる先生でした!そして、「ユーモアとは何か」を学びました。その翌年、勤務している病院に併設されている看護学校の特別講義でも講演してくれました。デーケン先生の大ファンです!
アルフォンス・デーケン
上智大学名誉教授でカトリック司祭、日本に死生学を広めました。2020年9月6日、死去。ドイツ生まれで、1959年に来日し上智大学で「死の哲学」「人間学」を担当。著書に、「よく生き よく笑い よき死と出会う」など。朝日新聞DEGITALより
講演会での出会い
著者サインあると、古本屋で高く売れますよ~
会場で販売されていた「よく生き よく笑い よき死と出会う」を、即効で購入しサインをもらいました。講演の中で、「ドイツより日本の方が平均年齢が長いので日本に来ました!」とも言っていました。もちネタの一つであろう「なにもデーケン」は連発していました。講演の内容もすごくわかりやすく、本当に面白い先生でした。
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著書「よく生き よく笑い よき死と出会う」から抜粋
笑いながら同時に怒ることは難しいです。やってみてください、不可能でしょ。私デーケンでも、でけんです(笑)。中略、ドイツで一番有名なユーモアの定義に「ユーモアとは、にも関わらず笑うことでとである。」があります。「自分が今、苦しんでいます。しかし、それはにもかかわらず相手に対する思いやりをして笑顔で示す」と、言う意味になります。
「よく生き よく笑い よき死と出会う」 アルフォンス・デーケン
この言葉は、仕事中も思い出すことがあります、とても大切な言葉で、とても好きな言葉です。この本はユーモアについて学ぶことのできる教科書です。内容として、はじまりの章はやや宗教的な話もあり理解が難しい部分もありましたが、読み進めると面白くなってきます。
ユーモアある薬剤師を目指しています!
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